セックスの気持ちよさと性病のリスク

性病とは、すでに性病に感染している人とセックスなどの性行為をすることで感染する病気のことです。STDと表記することもあります。性病は、性病に関する知識のない若い人を中心として広がっているようです。最近の若い男女にとって、ラブホテルに入り、全裸になってベッドの上で抱き合いキスをし、おちんちんを膣に挿入して腰を振り、お互いに気持ちよくなって射精するといった、恋人同士が愛し合ったり夫婦が子供を作ったりするために行う「気持ちよくてエッチな行為」を、普段友達感覚で接している異性と気兼ねなく行うことは珍しくありません。若い男女にとって、セックスが恋人と愛を確かめ合ったり子供を作ったりするために行うだけでなく、単におちんちんやおまんこに感じる気持ちよさを求めるために行うといった考え方が広まっていることは事実ですし、これを単純に否定することは難しいでしょう。多くの人たちが進んでセックスをしようとするのは、男の子のおちんちんを女の子のおまんこから何度も出し入れして射精するという行為がとっても気持ちいいからですし、ここまでたくさんの人が産まれてきたのも、セックスのめくるめく気持ちよさのおかげですからね。

同じクラスの女の子の膣内に精液を出している最中の男の子

問題なのは性病に対する知識や意識の薄い若い世代の男女にとって、不特定多数の異性と性器を結合させて気持ちよくなる行為が普通となっていることです。セックスや性病に関する知識が薄いため、友人関係である異性と軽い気持ちでセックスをしているのです。また、こういった普段友人として接している異性と、コンドームをつけず、男の子が生のおちんちんをそのまま女の子のおまんこに挿入し、お互いの性器が直に擦れあう「ニュルニュル」とした感触を味わうセックスを行っていることも問題です。おちんちんを生のままおまんこに出し入れするのはとっても気持ちいい行為ですから、「安全日や危険日」などと言って妊娠の可能性の低い日に生挿入セックスを楽しむ若い男女は多いです。知人程度の関係でありながら生挿入セックスをして下半身を気持ちよくし、おちんちんをおまんこの奥までつっこみ、精液を「どぴゅ、どぴゅ」と膣内に送り込み、異性との子作りセックスの興奮と快感を楽しむ10代や20代の若い男女もいるでしょう。恋人や夫婦の関係でなくとも、男女にとって中出しセックスをすることはとっても気持ちいいのです。このように知人と気軽に中出しセックスをしてしまうことで、妊娠の心配がありますが、それより恐ろしいのは性病です。生挿入セックスの場合は性病の感染リスクはコンドームをつけている場合と比べて高いものとなります。普段避妊具として利用するコンドームですが、性病の予防に対してもある程度の効果があることは皆さんもご存知でしょう。

さて、具体的な性病についていくつかまとめると以下のようになります。

・クラミジア感染症
男の子の症状・・・排尿をすると痛む、尿道から膿が出る、尿道に違和感を感じる
女の子の症状・・・おりものが多くなる、セックスのときに痛む
原因・・・クラミジアの細菌が性器や喉の粘膜に接触することで感染
予防法・・・コンドームを正しく使用する、オーラルセックス(フェラチオ)を控える

・淋病
男の子の症状・・・尿道のかゆみ、痛み、膿み、灼熱感、尿道口の腫れなど
女の子の症状・・・尿道の痛み、膿み、不快感、黄緑色のおりものなど
原因・・・淋菌という細菌が性器の粘膜に接触することで感染
予防法・・・コンドームを正しく使用する、オーラルセックス(フェラチオ)を控える

・尖型コンジローム
男の子の症状・・・亀頭や肛門付近に先の尖ったイボのようなものができる
女の子の症状・・・膣や肛門付近に先の尖ったイボのようなものができる(子宮がんに発展する場合もある)
原因・・・セックスによるウイルスの感染
予防法・・・不特定多数とのセックスを避ける(コンドームでは完全に防ぐことはできない)

・エイズ(HIV)
症状・・・感染後しばらくして風邪のような症状になる。その後しばらくは何もないが、リンパ腺の腫れ、下痢、発熱、倦怠感などの症状が現れる。その後エイズが発症し、全身、内臓に褐色の斑点が現れ、免疫力がほとんどなくなる。その後、カリニ肺炎やカポジ肉腫などのさまざまな病気に感染し、死亡する。
原因・・・セックスにより精液や血液、粘膜を通してエイズウイルスに感染
予防法・・・コンドームを正しく使用する、不特定多数の人とのセックスを避ける

もっと詳しく知りたい方は、他のサイトを見たほうがよいでしょう。

バックで子作りセックスしているカップル

特に怖いのはやはりエイズですね。感染後に何もない時期が10年近くあるため、知らないうちに多くの人を感染させてしまう可能性があります。実際、エイズの患者数は徐々に増えており、ここ数年では、年に1000人以上の人が新たにエイズ患者となっているようです。人から人へと感染していくのですから、患者数が多くなるほど、新たに感染する人の数も増えていくのです。たくさんの人とセックスをすることが珍しくなく、コンドーム以外の避妊法もできていますが、エイズなどの感染を防ぐためにも普段から性病についての意識を持っておく必要があります。